HTML Standard
歴史的経緯等
もともと、「HTML5」はWHATWGが主導して策定していたものでした。W3Cと共同で策定していた時期もありましたが、勧告を出したいW3Cと、仕様を更新し続けたいWHATWGの方針の違いにより、それぞれが独自に仕様の策定を行っていました。
しかし、2つの組織が、同じHTMLという技術に対して、例えばある要素の定義が両者で違うといったことが起き、どちらの仕様に従えばよいのか?という混乱を招くことになりました。
W3CとWHATWGの両者が協議した結果、2019年の5月に、W3Cはそれまでに勧告していたHTMLの仕様とその関連文書をすべて廃止し、WHATWGのHTMLに一本化することを発表しました